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産後の抜け毛はピルを飲むことで対策できる?

      2016/06/08

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産後の抜け毛が酷いときに、避妊薬であるピルを飲むことで止めることができると言われています。

確かに医学的に見てピルの服用が抜け毛を抑えることは可能ですが、はたして本当にピルを飲むべきなのでしょうか?ここではピルを飲むことによる抜け毛への影響とそのメカニズムについて解説します。

ピルの避妊メカニズムをおさらい

女性の体内では、ホルモンによって一定周期で排卵が起こり、妊娠可能な状態が保たれます。そして女性が妊娠すると重複して妊娠することがないように自然と排卵がストップします。

このホルモンの働きを投薬で擬似的に作り出し、妊娠しないようにするのがピルの働きです。ピルの主成分はエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンですが、これは女性が妊娠すると分泌が増加するホルモンと同様のものです。

なのでピルを常用している女性の体内ホルモンバランスは、妊娠中の女性にとても近くなります。

ピルで産後抜け毛が減る?

出産後は妊娠中に分泌が増していたエストロゲンとプロゲステロンが減少します。これにより今まで女性ホルモンの分泌によって成長期を維持していた毛髪が一度に退行期・休止期に入るため、一時的に抜け毛が増します。

このときピルを飲むと、再度体内エストロゲンとプロゲステロンは増加しますので、休止期に入る予定であった毛根も成長期を維持しはじめます。その結果抜け毛が減少します。

しかし、抜け毛予防のためのピル服用には注意が必要です。まず、ピルによって一時的に抜け毛が減ったとしても、それは元々発毛サイクルの中で抜けるべきタイミングだった髪の毛です。ということは、髪の毛が抜けるのを先送りにするだけで、抜けなくなる訳ではありません。

逆にピルの服用をやめてしまうと、今まで抜けなかった髪の毛が一気に抜けることにもなります。

また授乳中の方は特に注意が必要です。母乳を分泌させるホルモンをプロラクチンといいますが、ピルに含まれるエストロゲンはこのプロラクチンのもつ母乳分泌の作用を打ち消してしまいます。その結果、母乳が出づらくなることもあります。

また、前述のプロラクチンにはお母さんの性的欲求を沈め、女性ではなく「母親」として振る舞わせる効果もあります。これは生まれたての子供を最優先に守るためのメカニズムともいえます。母性を引き出すホルモンということですね。

これら産後のお母さんの体内でホルモンバランスは複雑に作用しているため、外部からピルなどのホルモンに影響を与える薬を飲むことは、母体にとって高いリスクとなります。

抜け毛がどんなに酷くても、ピルなど飲まずに時間経過によるホルモンの正常化を待ち、ストレスのない生活習慣やシャンプー・育毛剤などによる頭皮改善で抜け毛を予防していきましょう。

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